アルミ溶体化処理
多くのアルミ製品では、所定の特性を持たせるために溶体化処理が施されます。この処理によって与えることができる2つの主な特性が耐腐食性と硬度です。処理の所要時間は、アルミ合金の組成や断面積、炉の能力によって異なります。溶体化処理の温度は475~600℃、水あるいはポリマー焼入れで40~85℃、時効処理で90~245℃です。
アプリケーションに必要なのは
最終的な製品の特性にとって、その表面で必要な硬度と耐腐食性を実現することが決定的に重要です。一部のメーカーにとって、定期的なTUSの実施がCQI-9認証の要件となっています。
お客様のメリットは
- 製品の高精度な温度プロファイルから、最終製品が熱処理仕様に適合していることを実証
- 製品や加熱ゾーン、特定のプロセス(再加熱、焼入れ、時効硬化処理など)で高温点・低温点を特定
- 厳格な熱処理仕様(AMS2750、CQI-9)の準拠に向けたTUSの実施とドキュメント作成
- 生産性と製品品質の向上、省エネに向けた炉の運転条件の最適化
