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Temperature Monitoring in Primary Metals Processing

アルミ溶体化処理

クエンチングやエイジングを含む熱処理プロセスのあらゆる段階に使用できる簡単操作の温度プロファイリングシステム。

溶体化熱処理は、製品の最終的な特性を約束するため、多くのアルミニウム製部品の生産によく使用されています。過去のスループロセス型プロファイリングシステムには、交換にコストも時間も要する使い捨て式繊維断熱材が使用されていました。

アルミニウムの溶体化における再加熱プロセスを念頭に置きながら、弊社チームはDatapaqファーネストラッカー 密封型クエンチシステムを開発し、プロセスを中断しなくても完全な温度プロファイリングを行えるシステムを実現しました。従来のシステムとは異なり、このスループロセス型システムでは使い捨ての断熱材は使っておらず、データの収集もこれまで以上に簡単になっています。

この頑丈なファーネストラッキング ソリューションによって、溶剤処理からクエンチング、そして最終的なエイジングプロセスにいたるまですべての生産サイクルにおける(20箇所までの)温度測定が可能となります。このように温度データを詳細に監視することによって、熱処理プロセスのあらゆる段階のセットアップを正確に行えるようになり、産業規則に準拠した高水準の品質をもつ最終製品を生産することができるようになります。

すべてのDatapaqファーネストラッカーシステムは直感的操作を可能とするソフトウェアを有し、ファーネス条件の最適化と長期間にわたるファーネス性能トレンドの追跡を助ける分析が可能になっています。

  • 概要
  • 注目のソリューション
  • 関連情報

完璧なタイミング

Datapaq ソリューションでは、アルミニウムの熱処理用に0.3秒毎に温度を読み取って記録し、詳細なクエンチ遅延測定と冷却率をリアルタイムで提供します。データロガーでは、すべての製品ステージにおけるサンプルレートの変更をプログラムし、より低速な移動段階における最大分解能と透明度を確保します。

再現可能かつ正確なデータ

Datapaq ファーネストラッカー 密封型クエンチシステムの中枢は、Datapaq TP6 データロガーです。ここでは、10チャンネルと20チャンネルの両方への対応を可能とし、KタイプまたはNタイプの熱電対を使用することができます。キャリブレーションされた、ミネラルウールで断熱された熱電対とロガーを組み合わせ、分析ソフトの中に含まれるキャリブレーション修正係数を使用することで、AMS2750とCQi-9の両方に適合したシステムを提供しています。

簡単操作

使い捨て式断熱材を使用した熱バリアでは交換にコストも時間もかかってしまうことから、Fluke Process Instrumentsでは完全密封構造の熱バリアとシンプルな二体構造式のフェイスプレートを設計しました。特許を取得したこの設計によって、繊維ブランケット断熱材の使用や廃棄が不要となり、熱電対の簡単な交換と再利用が可能になっています。その結果、アルミニウムの溶体化処理とエイジングプロセスに向けた従来の設計と比較してより簡単かつ迅速なセットアップを可能とする熱バリアが実現しました。

お客様のプロセスをよりよく把握

ファーネスと製品の両方からの温度データは生産プロセスの最適化の鍵となります。弊社のすべてのソリューションには、包括的な温度データとレポート、詳細分析を提供する直感的なソフトウェアが備えられており、ファーネス炉の内部で何が起こっているのかを明確に把握することができるようになっています。

温度プロファイリング・システム
  • 水冷/ポリマー焼入れを含めた熱処理の3段階すべてを、焼入れ専用の薄型ソリューションでモニタリング
  • 時間が節約でき、人為ミスも排除できるよう設計された専用のInsightソフトウェアとTP6データロガーを使ってCQI-9仕様にもっと効率よく準拠
  • フルーク・プロセス・インスツルメンツ独自の設計により、セットアップ時間を75%削減して、工数と炉のダウンタイムを抑制

このアプリケーションに対するソリューションを詳しく知りたい