Raytek MI3デジタル赤外線温度計は、非接触な連続温度モニタリングにおける高い性能と革新性を体現した新世代の製品として、幅広いOEMアプリケーションや製造プロセスにお応えします。それぞれのMI3 赤外線温度計は、超小型センサヘッドと分離型の通信機器による2ピース構成のシステムとなっています。特に、この超小型センサヘッドはどんなシステムにも組み込むことができ、もっと大型のセンサを性能面でも上回ります。そのため、Raytek MI3はクラス最高レベルの有用性をもった赤外線温度センサです。
このデジタル赤外線温度計のOEMMI3バージョンでは、通信ボックスを設けることなく、上位の機械制御装置と直接デジタル通信が可能です。
複数のセンサヘッドに対応した革新的なインターフェイスを使えば、1台の通信ボックスに最大8本のセンサを接続して、それぞれにアドレスを割り当てることが可能です。そのため、センサのコストを削減でき、センサの設置やアプリケーションの不具合対応も簡単になることから、測定点あたりの費用を最小限に抑えることができます。
可燃性のガスやミスト、蒸気が存在する、あるいは粉塵爆発の可能性があるなど、運用環境が爆発性雰囲気だということがあるかもしれません。そうした場合には、ATEX/IECEx適合のRaytek MI3センサを使えば、安全に正確な温度モニタリングが行えます。MI3およびMI3100の標準センサヘッドはすべて、ATEX/IECEx適合オプションを指定してご注文いただけます。なお、特別にEx防爆仕様とした電源は、1台で2本のセンサヘッドに利用できます。
MI3赤外線温度計には、便利なDINレール取付パッケージもご用意しています。標準仕様としてUSBデジタル通信を、またオプションとしてRS485・Profibus・Modbus・Profinet・Ethernetによる通信をサポートしています。DINレール取付用の通信ボックスも、最大8本のセンサヘッドに対応でき、ガルバニック絶縁した4チャンネルのアナログ出力を備えています。