オールインワン・ソリューション

既存のシステムを見直し、コンパクト化と新設計の専用セル・熱電対保持治具によりさらに使い易さを向上しました。太陽電池製造プロセス専用のSolar Insight ソフトウェアによるプロファイル分析機能により、生産効率の最適化と高いセル品質の実現をサポートします。太陽電池セルを治具にセットし、専用設計の熱電対を所定の位置に移動するだけで、確実に繰り返し精度の高い測定を実施することが出来ます。頻繁な測定が要求される品質管理用途に最適です。

Datapaq DP5 データロガー

Datapaq DP5シリーズは、短・中時間のプロセスでの使用を想定した温度ロガーです。特に薄型デザインとし、高速に記録できるよう最適化しています。 Datapaq DP5では運用コストも最小限に抑える設計としました。そのため、汎用のUSBケーブル・USB充電システムを採用しました。 Datapaq DP5データロガーの全モデルでユーザーが交換可能なNiMH充電池を採用し、ユーザーの使い勝手の改善と低運用コストを実現しました。このユーザー交換可能なバッテリは、残量ゼロからわずか5分の充電で利用可能になります。フル充電にも90分しかかからず、プロファイル測定を20回実行可能です。

Solar Insight（インサイト）ソフトウェア

太陽電池製造に必要とされる温度プロファイル分析機能を搭載した新開発の専用の温度プロファイル分析ソフトウェアです。ウィザードメニューに従って操作するだけで、ユーザーは測定・データダウンロード、分析を簡単に実施することが可能です。生産技術担当者の高度なニーズを満たすだけでなく、生産ラインの作業者でも簡単・確実な測定が可能な操作性・ユーザーインターフェイスを実現しました。

Datapaq DP5660/DP5600

型番	DP5660/DP5600
チャンネル	6
温度レンジ	-100 ～ 1370°C
サンプリング間隔	0.05 sec – 10 mins
精度	± 0.5 °C
分解能	± 0.1°C
最大動作内部温度	85 °C
データ測定開始方法	スタート/ストップボタン、時刻または温度トリガー
メモリ	50,000 ポイント（チャンネル毎）
電池	NiMH（ニッケル水素）充電池

熱バリア

モデル番号	TB7250	TB2094*	TB7200
コンストラクション	微多孔質セラミック断熱材を使用したステンレス鋼の外側
寸法	23 x 165 x 224 mm	19.5 x 90.5 x 336.5 mm	300 x 406 x 613 mm
重量	1.25 kg	1 kg
データロガー	DP5600	DP5661	DP5600
熱持続時間 - 分単位で測定	19 @ 200ºC 5.5 @ 400ºC 4.5 @ 600ºC 3.5 @ 800ºC	6.5 @ 200ºC 2 @ 400ºC 1.5 @ 600ºC 1 @ 800ºC

*注:TB2094は、データロガーDatapaq DP5661と併用します。

プロファイルの温度測定ソリューションとして多数の納入実績を誇り、プロセスの条件設定・最適化による品質・生産効率改善に貢献して参りました。太陽電池製造プロセス向けに開発された新ソフトウェアと改良された耐熱ケース、治具類により、使いやすさが大幅に向上しました。太陽電池セルの発電効率は、電極ペーストの焼成状態に大きく依存します。不適切な温度・時間によって焼成されることで接触抵抗に影響が現れ、曲線因子、つまり発電効率の低下という事態を引き起こします。データパックの温度モニターシステムでは、熱電対を焼成炉外の温度計に長く引き延ばす必要が無く、生産を阻害することなくプロファイル測定を実施することが出来ます。最大6点で温度測定が可能で、治具を用いることでセル上面・下面の温度を記録します

特殊ソリューションおよびカスタムソリューション

Fluke Process Instruments の経験豊富なエンジニアリングチームが、-40°C から 1350°C までの温度レンジでの様々な用途向けに多数の熱バリアをご用意しています。このため、お客様のニーズに合った完璧なソリューションの設計が可能となっています。カスタム使用の Datapaq 温度プロファイリングソリューションに関する情報をご希望の場合には、弊社までご請求ください。