すべてを把握
Datapaqファーネストラッカーのようなスループロセス型の温度プロファイリングシステムの使用によって、プロセス全体における製品の温度を監視し、炉内で何が起こっているのかをより深く把握することができるようになります。どのシステムも、高温無線テレメトリを通じたリアルタイムによるデータ送信を可能としています。これは複数の真空チャンバーを使用している場合にもあてはまります。
温度均一性サーベイの時間を短縮
真空炉では、スループロセス型のプロファイリングシステムによって、熱電対のセットアップ、接続、オフラインでのチェックが可能となると同時に、フィードスルーが不要となり、炉のダウンタイムが低減します。さらに、時間を要し、間違いが発生しやすい適合性証明レポート作成用ソフトウェアも不要です。自動レポートオプションを装備するDatapaq Insight™ソフトウェアは、これまで数時間を要していたレポート作成時間をたったの数分に短縮し、データ入力エラーのリスクも最小化してくれます。
セットアップ時間の最適化
ほぼ大半の真空浸炭プロセスでは、ラックやバスケット内の製品一つひとつが温度仕様に合致することが重要です。お客様のプロセスをより最適化させるため、Datapaqソリューションでは20個までの熱電対を使用して、ガスクエンチを含むプロセス内のあらゆる段階におけるファーネス全体の作業量をあらわす完全かつ詳細なマッピングと温度データの収集を可能にしています。
クエンチング中の温度監視
クエンチングは製品の仕上げ表面の硬度に大きな影響を与えます。このため、Datapaqファーネストラッカーは毎秒10回の温度測定を可能としています。このソリューションは、このような高速クエンチングプロセスの検証を必要とする大半の熱処理施設に最適です。
