RotoPaqシステムは、回転成形プロセスで、加熱および冷却サイクルの温度をモニタリングします。温度データはオーブン内部、金型表面、金型内部からも直接収集され、ポリマーの加熱および冷却の両方の変化段階について、非常に有益な情報をもたらします。RotoPaqシステムは、RotoPaqプレミアムシステムとRotoPaqライトバリューシステムとして販売されています。
Datapaq RotoPaq温度プロファイリング・システム
回転成形用途向けカスタムソリューション
- プロセスのパラメータとサイクル時間の最適化
- 環境条件の変化を補正
- 新規材料やプロセスを検証
Datapaq RotoPaqは、家庭用および商業用プラスチック製品の製造において一般的に使用される回転成形プロセス専用に設計された温度モニタリングシステムです。
- 概要
- 技術仕様
- アプリケーション
- 関連情報
データロガーDatapaq TP6
Datapaq TP6は、RotoPaqプレミアムシステムの中核であり、316級の機械加工ステンレス鋼ケースおよびIP67評価を受けた、要求の高いプロファイリング用途にとって最適のソリューションです。Datapaq Insight™ソフトウェアと組み合わせることで、オプションの無線周波数(RF)システムを介してプロセスからリアルタイムで情報を表示できます。
- 防水性 (保護等級 IP67)
- USB または Bluetooth による通信
- USB、RF テレメトリおよび Bluetooth によるリアルタイム テレメトリ
- アルカリ、NiMH、リチウム電池を選択可能
- モバイル用途向け Datapaq Insight™ との互換性
データロガー Datapaq DP5 - RotoPaq Lite
耐熱性と分析ソフトウェアと組み合わせたDatapaq DP5データロガーは、プロセスを所定の許容値内に保つのに役立ちます。DP5660データロガーには6つのチャンネルがあり、最大6箇所から製品温度を収集できます。
Datapaq DP5の特長は:
- 温度測定範囲:-100℃~1370℃(K型熱電対)
- 市販のUSBケーブルによる超高速USB接続
- USB電源からバッテリ充電可能
- 交換可能なNIMHバッテリ
- 0.05秒と高速なサンプリング間隔
- チャンネルあたり50,000点のデータを保存可能
- ±0.5℃という高い精度
- 簡単に使えるスタート/ストップ・ボタン
耐熱ケース
当社の幅広い熱バリアの中には、容易に設置できる取付け位置があります。特徴:
- 堅牢なステンレス鋼ケース
- 金型への設置を容易にする軽量かつコンパクトなデザイン
- 複数のサイクルにまたがる連続運転を可能にする2段階の耐熱性
Insightソフトウェア
Oven Tracker® Insight™分析ソフトウェアは、包括的なデータのレビュー、分析、レポートを実現します。Datapaq Insightソフトウェアの特徴:
- 標準およびリアルタイム運転のためのデータレビュー分析、レポート作成
- ロガーの全リセット機能(サンプリング間隔、開始トリガー)
- データを受信しグラフ上にプロットしながらプロファイルグラフが自動スクロール
- リアルタイムのデータ分析:最高温度、ランプレート/生データ、温度での時間、ピーク差
- アラーム設定およびライブデータのQAチェック
熱電対
Rotopaqシステムは、ミネラル絶縁式のガイドクリップ(オプション)熱電対を備えており、プローブを金型コアに挿入し、金型外部の通気孔へ固定できます。マグネット式表面プローブは鉄製金型の表面温度を測定するのに使用し、パッチ式または剥き出し式ジャンクションプローブはアルミ製金型に適しています。
データロガーDatapaq TP6
モデル番号 | TP6116 / TP6116-TM |
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寸法 | 197 x 97 x 20 mm
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チャンネル | 10 |
温度レンジ | -100 ~ 1370°C
( 熱電対のタイプ K) |
接続性 | USB または Bluetooth*
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メモリ容量 | データポイント 400万件
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トリガー 開始/停止 | なし (自動)、マニュアル、温度上昇/降下、時間ベース
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サンプリング間隔 | テレメトリなしの場合 0.2 秒 ~ 50 分
RF テレメトリの場合 2 秒 ~ 50 分 |
精度 | ± 0.3 °C (0.5 °F) – タイプ K
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分解能 | ± 0.1°C
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熱電対のタイプ | タイプ K (J、N、T、R、S、B が使用可能です)
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マルチラン能力 | PC へ戻る前に最大 10 件のプロファイルを実行します
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*RF テレメトリおよび Bluetooth の使用可能性に関しては、各国の Fluke Process Instruments までお問い合わせください。
データロガーDatapaq DP5 - RotoPaq Lite
モデル番号 | DP5660 |
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チャンネル | 6 |
温度レンジ | -100 ~ 1370°C |
サンプリング間隔 | 0.05 sec – 10 mins |
精度 | ± 0.5 °C |
分解能 | ± 0.1°C |
トリガー 開始/停止 | なし (自動)、マニュアル、温度上昇/降下 |
メモリ容量 | 50,000 点のデ |
マルチラン能力 |
PC へ戻る前に最大 10 件のプロファイルを実行します |
耐熱ケース
モデル番号 | TB5000-RP |
TB5018-RP |
TB5811 |
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構成 | 防水 |
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寸法 | 130x220x292 mm |
120x206x401 mm |
100x146x303 mm |
重量 | 6,2 kg |
8,3 kg |
7,8 kg |
インサートトレイ | 2 x TB1001 (1.0 kg) |
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バリアマウント | ブラケット (幅 220 mm) またはカスタム |
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熱持続時間 (時間) |
14.5 @ 100ºC 6.5 @ 150ºC 4.5 @ 200ºC 3.5 @ 250ºC 3 @ 300ºC |
17 @ 100ºC 8 @ 150ºC 5 @ 200ºC 4 @ 250ºC 3 @ 280ºC |
8 @ 150ºC 5 @ 200ºC 4 @ 250ºC 3 @ 280ºC |
耐熱ケース- RotoPaq Lite
モデル番号 | TB5012-RP |
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構成 | ステンレス鋼 |
データロガー | DP5660 |
寸法 | 117 x 244* x 321 mm |
重量** | 8.4 kg |
熱持続時間 (時間) |
11.5 @ 100ºC 6.5 @ 150ºC 4.5 @ 200ºC 3.5 @ 250ºC 3 @ 300ºC |
*ハンドルおよび取付けブラケットを含む最大寸法
**バリア、ロガー、取付けブラケット固定キットAS5012を含む
熱電対オプションのラインナップ:
- 金型内部の温度監視:ミネラル絶縁式またはガラス繊維剥き出し式ジャンクションプローブ
- 金型表面:鉄製金型向けマグネット式表面プローブ、テープ剥き出し式
- オーブン環境:剥き出し式ジャンクションプローブ、マグネット式/クリップ式エアプローブ
Datapaq RotoPaqシステムは、プラスチック製品の製造で使用される回転成形プロセスの温度プロファイリングのために専用設計されています。これにより、オーブンの設定温度やプロセスのパラメータを最適化し、処理能力を最大化して運用コストを削減できます。また、加熱特性に対する精度の高いコントロールによって、迅速かつ確実な新規デザイン・材料の採用を円滑にします。
本システムはデータロガー、熱バリア、熱電対を備えており、回転金型組立に取付けることで、連続した加熱・冷却サイクルを通して安全にデータを収集します。RotoPaq温度モニタリングシステムにより、回転成形システム可能性を最大限に発揮することで、以下のことを保証します。
- 製品品質を向上して、不良品や製品回収を減らす
- 歪み、ピンホール、気泡、表面の欠陥、変色を回避
- 耐衝撃性
- 修正、プロセスのダウンタイム、不具合品の流出を減らす迅速かつリアルタイムのエラー検出