WicketPaqシステムは、3ピース缶製造におけるウィケット式炉の温度監視のために専用設計された温度プロファイリング・システムです。
Datapaq WicketPaq温度プロファイリング・システム
3ピース缶のプロファイリングソリューション
ウィケット式炉専用ソリューション
- 硬化不足または過硬化不具合の原因を発見
- 等高線図ツールで金属シート温度の均一性を確認
- 熱移動パターンと過剰な許容差域を特定
シートおよび環境の温度データを収集し、ウィケット式炉内での塗装インクやラッカーの硬化を確認
- 概要
- 技術仕様
- アプリケーション
- 関連情報
データロガーDatapaq DP5
Datapaq WicketPaqシステムは、ウィケット式炉を移動して、製品の表面に取付けられた最大10個の熱電対から、表面や周辺温度を測定します。データポイントはその後、データロガーのメモリーに保存され、Oven Tracker Insightソフトウェアが分析します。
Datapaq DP5の特長は:
- 温度測定範囲:-100℃~1370℃(K型熱電対)
- 市販のUSBケーブルによる超高速USB接続
- USB電源からバッテリ充電可能
- 交換可能なNIMHバッテリ
- 0.05秒と高速なサンプリング間隔
- チャンネルあたり50,000点のデータを保存可能
- ±0.5℃という高い精度
- 簡単に使えるスタート/ストップ・ボタン
耐熱ケース
クリップでシートに留めてオーブンを通過するよう設計されているため、システム全体およびテストシートは生産工程を阻害することなく、迅速かつ簡単に設置できます。この熱バリアの形状、サイズ、構造によって、オーブンの稼働条件を変えることなく、ウィケット式炉を安全に通過できます。
Insightソフトウェア
プロセスのパラメータの選択、そして複数の試行錯誤による検証稼働の必要性が減った作業を想像してください。Datapaq Insightソフトウェアの特徴:
- ウィケットシート等高線図
- Datapaq Value、基準曲線および許容差曲線
- SPC(統計的工程管理)
- 分析アラーム
- 包括的レポート、Eメールの直接通信
データロガーDatapaq DP5
モデル番号 | DP5660 |
---|---|
チャンネル | 6 |
温度レンジ | -100 ~ 1370°C |
サンプリング間隔 | 0.05 sec – 10 mins |
精度 | ± 0.5 °C |
分解能 | ± 0.1°C |
トリガー 開始/停止 | なし (自動)、マニュアル、温度上昇/降下 |
メモリ容量 | 50,000 点のデ |
マルチラン能力 |
PC へ戻る前に最大 10 件のプロファイルを実行します |
耐熱ケース
モデル番号 | TB0045 |
TB0046* |
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データロガー | DP5660 |
|
寸法 | 48x185x233 mm |
70x172x240 mm |
重量 | 1,5 kg |
2,5 kg |
熱持続時間 (分) |
80 @ 100ºC 45 @ 150ºC 35 @ 200ºC 30 @ 250ºC - |
120 @ 100ºC 60 @ 150ºC 45 @ 200ºC 35 @ 250ºC 25 @ 280ºC |
*クリップは標準品ではなく、オプションです。固定式の運搬ハンドル付き。
Datapaq WicketPaqは、3ピース缶製造におけるウィケット式炉の温度監視のために専用設計された温度プロファイリング・システムです。
3ピース缶の熱硬化プロセスを制御し、製品の安全性と機能を確保するためには、ウィケット式炉全体の温度プロファイルの記録が必要です。このプロファイルは、シート表面全体がラッカー、装飾インク、ニスを硬化するための正しい「時間と温度」に到達していることを実証します。
軽量かつコンパクトなWicketPaqシステムは、完全にプログラムされたサンプリング間隔と開始トリガーを特徴としており、これによって缶の生産の改善・最適化、プロセス制御や品質監査(ISO9000など)のための文書作成、硬化不足または過硬化不具合の回避を実現します。