ある小規模の複合材料メーカーでは、安定した硬化プロセスを確保するのに苦労し続け、コストのかかる欠陥修正を強いられてきました。安定した硬化プロセスを得て、製品の品質を改善することが必至だということを、認識していたのです。Datapaq EasyTrack3の可能性に興味を惹かれ、この企業がわが社に照会してきたので、わが社のセールスチームがこのメーカーのアプリケーションにぴったり合うデータロガーの選択をお手伝いしました。
EasyTrack3を導入後、この会社はアプリケーションに合わせて設定した熱バリアにインストールして、製品の入った炉に設置しました。Datapaq EasyTrack3データロガーは製品自体に取り付けられた熱電対プローブを通じて読み取りをします。炉はメーカーの仕様に基づいて運転し、Datapaq EasyTrack3データロガーが炉内を移動していく製品の温度を記録します。
数サイクル後このデータを見直してみると、この顧客が以前は気づいていなかった硬化プロセスの中のいくつかの問題点をEasyTrack3が認識していたことがわかりました。硬化プロセスの部品のいくつかが設定温度に達しておらず、それによって硬化が不完全だったり好ましくない品質結果を招くことに繋がっていたのです。この情報を得てこのメーカーは温度設定と硬化プロセスのタイミングを調整し、製品の全パーツが適切な時間だけ正しい温度で処理されるよう確保することができました。
こうしてこの顧客は製品の品質において著しい改善を招くことができたというわけです。欠陥が減少し、無駄な時間や修正にかかるコストの浪費がなくなりました。硬化での諸問題による製品廃棄処分にかかっていたコストも節約することができました。この企業はDatapaq EasyTrack3システムで達成することのできた結果に非常に満足しています。安定した硬化プロセスを得、製品の品質を改善するためのソリューションにやっと出会ったからです。
Datapaq EasyTrack3は安定した硬化プロセスを確保したいメーカーにとってまさにゲームチェンジャーです。この顧客の成功談は、Datapaqシステムへの投資が製品品質の著しい改善と長期にわたるコスト削減につながる証拠と言えます。.